発達障害の子に話が伝わりにくい理由

児童発達支援・放課後等デイサービスの才華 谷山中央です。

今日は、ワーキングメモリ(作業記憶)についてのお話です。

発達障害のある子、とくにADHDがある子は、このワーキングメモリが弱いという特性があります。たとえば、宿題をやっている最中に、窓の外の木の枝に鳥が止まっており何かを食べていたとしましょう。すると、あの鳥は何を食べているんだろうとそのことが頭を占領し、今、宿題の最中だったことすら忘れてしまいます。

発達障害の子どもを支援するにあたっては、このワーキングメモリが弱いという特性を念頭におかなければなりません。

なおこのワーキングメモリの特徴も理解しておく必要があります。

一つは、早口で語りかけられた言葉は忘れやすいという特性があります。ですから、子供に伝える際、わかりやすく、ゆっくりと語りかけなければなりません。伝える際の言葉の強弱も大事です。

もう一つは、言葉の最後のフレーズだけが頭に残りやすい特性があります。「今日は早く寝ないと明日の朝は早いよ」と言ったとしましょう。すると、明日の朝は早いんだという情報だけが頭に残ります。この特徴を知っていれば、本当に伝えたいフレーズを最後にもっていけばいいのです。「明日は早く起きないといけないから、今日は早く寝ようね。」といった感じです。

もし、ご家庭で、お子様が困った問題行動をするとお悩みでしたら、それにも理由があります。一度、才華 谷山中央にご相談ください。